世界遺産 上賀茂神社の森   高瀬川薫子

上賀茂の森エッセイ  💛 フタバアオイの成長記録 💛みんなで育てよう葵と絆

草・木・花とお祭り

葵祭を飾る葵桂の飾り作り(葵の奉製)

葵祭には葵桂の飾りを飾ります。 わたしたちはみなさまが育ててくださった葵を使わせていただき近隣の児童たちと 飾りを作るお手伝いをしています。

斎王代の禊に飾る葵

本日は斎王代のみそぎの日。 子供たちから斎王代はじめ童女たちに葵桂の飾りが胸元につけられました。 緊張する様子で斎王代に手渡してくれたのは日頃から葵を育ててくれている紫竹小児童。

檜皮 木の文化伝承

上賀茂神社の屋根材となるヒノキの皮はぎ体験が境内の林で行われました。 楼門の屋根の葺き替えも今日で完成。次の葺き替えは42年後となります。樹齢70〜80年以上の立木から採取し、 一度採取すると、樹皮がもとのように生成されるまでに8〜10年かかるそう…

地域のかたと葵祭のお手伝い

減少するフタバアオイを支えてくださっている さまざまな地域のかたにより、明日行われる葵祭に飾る葵桂のかざりを作っていきます。

桃花神事

桃の花と辛夷をかざりお祭りをします。ひなまつりは旧暦の3月3日。 古来中国において、西王母という仙人が「三千年に一度実る桃」を漢の武帝に献上した伝説に由来します。そこで桃は長寿や健康のしるしとなりました。 物語に、長寿や、健康、艶やかに美しく…

七草粥・人日の節句

ことしは年末が暖かくなの花が咲いたというニュースをみました。 七草粥をいただいて万病を除きましょう。 七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの七種です。七日は人日の節句といい、年初めの節句としてお祝いをしました。…

初卯神事と卯杖

みなさま楽しいお正月をお過ごしになられたこととお喜び申し上げます。 今年は酉年ですが、元旦が「子」からはじまりましたから、きょうは4日で「卯」です。 正月最初の卯の日には卯杖で厄除けをします。 この卯杖は 空木を二本を一棒にして、山立花、石菖蒲…

檜扇草(ひおうぎそう)

花を見て 昔の人とこころかよわす去年植えたヒオウギソウが扇をひろげました。 7月1日上賀茂神社でもお景物として御神殿にお供えします。 根や茎が喉の炎症や咳に効く薬として中国よりわたってきたようです。 二人が出会ったあかしとして名も告げず自分の扇…

本殿にお参り

手水で手を洗いましょう 少しお作法が難しい。 ひしゃくに水をくみ、左手、右手と清め、左手に水をためて口をゆすいで最後に左手を清めて終わりです。

葵祭を彩る葵桂の飾り

桂の小枝に葵をかけてくるくるとねじってで葵桂の蔓をつくります。 神様と人。人と人。大切なものとの出逢いを願い 葵を飾ってお祭りをするようになりました。

木花咲耶姫

上賀茂神社境内の一の鳥居をはいると右側に斎王桜が出迎えてくれます。 花の女神、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)「さくや」から「さくら」になったとか。 美しい花を選んだことにより永遠の寿命を失うという神話。 美しいものははかないものなり

アセビ(馬酔木)の花

かつては神社の山にもたくさん繁っていたそうな。鳥居の神垂も風になびく。そして馬も鬣をたなびかせ走る。そしてそれは この木の芽時の風をきってきって振り切って、清めていることなんだな。 アセビ(馬酔木) 馬が酔ってしまう木。 白く筒状の花は愛らし…

 水を寿ぐ(ことほぐ)

式年遷宮をお祝いするため AGFさまがおつくりなられた珈琲です。 バリスタのかたは烏帽子に本物の葵桂の飾りをつけてふるまってくださいます。 神山湧水珈琲ならの小川でいただく幸せ。(17日、18日開催)

夏のお景物

ヒオウギの花が咲きました。 5月にわけていただいて育てはじめた檜扇の花が咲きました 葵とちがい日向が大好き。祇園祭のころ玄関先などに飾ります。今日は旧暦の7月5日ですので、このころ花が見ごろなのですね。 上賀茂神社でも7月のお景物として7月1日に御…

葵祭と二葉葵

葵祭はとても美しい。平安絵巻さながらの雅な行列。そこにはここかしこに、素朴な葵の飾りをかざしています。日本人のひかえめで自然によりそう優しさがあふれるお祭りだと思います。 [ 賀茂祭(葵祭)は源氏物語の車争い、六条御息所の一行と、葵の上の一行…

桃花神事

神がきに咲きそふ花を見てもまづ 風おさまれと世をいのるかな 賀茂久世(第三十二第神主)桃と辛夷がお景物として神様に供えられます。3月3日の今日は、五節句(供)のひとつの「上巳(じょうし・じょうみ)」という日です。 (桃の節句)の起源は、古く平…

卯杖

歳があらたまって最初の卯の日に初卯神事が行われました。お祭りにもちいられるのは卯杖です。 この卯杖には桃、椿、空木などを用木として、長さ一尺二寸に定め、二本を合わせて一棒となし、 山立花(やぶこうじ)二 石菖蒲(せきしょうぶ)二 神垂(しで)…