世界遺産 上賀茂神社の森   高瀬川薫子

上賀茂の森エッセイ  💛 フタバアオイの成長記録 💛みんなで育てよう葵と絆

葵文化サロン

6月28日 葵文化サロン 
半年の疲れをリフレッシュし新しい自分に逢うために
夏越し神事にむけて・特別学習と体験
平成25年6月28日 上賀茂神社於 
16時〜17時 参集殿にて上賀茂神社権禰宜藤木さんによる講和
17時〜18時 茅の輪くぐり 橋殿にて祓詞 人形

夏越の大祓(なごしのおおはらへ)6月30日午後8時〜 
風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける
これは小倉百人一首にある藤原家隆の有名な歌で、上賀茂神社境内を流れる「ならの小川」で行われる夏越祓が、平安時代から京都随一の夏越祓の行事であったことを物語っています。
この神事は千年の昔から今日まで綿々として絶えることなく行われており
夕闇につつまれた境内に橋殿を中心に川面に焚かれた篝火に照らされるなか、大祓詞の奏上が響き渡り、人形が「ならの小川」に投じられる様子はなんともいえず情緒あるものです。

葵文化サロンでは30日に行われる神事に先立ってみなさんに特別に本番と同様の体験をしていただきました。
上賀茂神社権禰宜藤木さまから講和をいただきました。お菓子水無月をいただきながらなごやかに、水のお話しや 祓うということ。をおしえていただきました。

人形(ひとがた)に氏名年齢を書き、祓詞を何度か読みあわせ、みなさん真剣そのものでしたがなかなかはじめてのことで調子があいませんでした。整ったところで、参集殿から橋殿へ向かいます。
茅の輪を左から八の字に三回くぐり、その後神事が行われる橋殿にあがっていただき、みなさんで祓詞を奏上し、人形(ひとがた)にてお祓いしていただきました。 すでに二の鳥居は閉まり、美しく夕刻せまる 誰もいない境内 葵の森に響き渡りました。
みなさん心軽やかに後半年をすごされることを祈っております。

葵文化サロンでは、出会いを願う草 葵(あふひ)の縁によってお集まりいただきましたみなさまに日本の美しい自然を体験していただき、すばらしい日本の文化を伝承していきたいと思っております。またのご参加をお待ちしております。